江戸三大祭〜神田祭・山王祭・深川八幡祭〜
神田明神の神田祭、富岡八幡宮の深川八幡祭、日枝神社の山王祭の三つが、
江戸三大祭に数えられています。
古くから、「神輿深川、山車神田、だだっ広いが山王様」と謳われたていた
江戸三大祭。
そう謳われていた通り、元々は山車祭りでした。
しかし、明治以降になると、路面電車の開業により、
山車の運行がスムーズにいかなくなってしまいました。
そして、山車のほとんどが関東大震災で焼失してしまいます。
そのようなことを理由に、今では山車の代わりに御輿が主流となったようです。
<神田明神の神田祭>
大祭は、一年おきに開催されます。
行事内容はいろいろありますが、その中からいくつかを
ピックアップしてみましょう。
◇神幸祭
平安装束をまとった人々に付き添われ、一の宮:大己貴命(だいこく様)、
二の宮:少名彦命(えびす様)、三の宮:平将門の鳳輦が粛々と行進します。
若い女性4名ずつが巫女(巫女装束)と乙女(壺装束)役となり、
華やかさを与えています。
この祭りが開催されるのは、5月15日に近い土曜日です。
◇御輿宮入
この祭りは、町内ごとの行事であり、神幸祭りの次の日に行われます。
御輿連合がいくつもの町内ごとに設立され、各地区を巡って歩いたり、
おおよその時間を決めて神社に練り込んだりします。
ふんどしを粋に締めた御輿の担ぎ手も多いようです。
地区の中には、妖艶な手古舞が見れるところもあります。
◇例大祭
例大祭は、毎年必ず5月15日に行われる厳粛な行事です。
ただし、5月15日が日曜日の場合は、御輿宮入が優先されて
例大祭の日程がずらされることとなります。
神社の巫女による正装の浦安の舞は必見です。
<山王祭>
正式には、「日枝神社大祭」といいます。
この祭りは、毎年6月15日に開催されます。
大祭が行われるのは、神田祭と同様、一年おき。
神田祭と交互になるので、こちらは毎年西暦偶数年に開催されることとなります。
◇夏越稚児まつり
この祭りは毎年行われ、大祭の年は期間中の日曜に開催されます。
神職や巫女に付き添われつつ、神社の周囲を練り歩く稚児行列の姿は、
大変微笑ましくもあります。
◇深川八幡祭
毎年8月15日を中心に、東京都江東区の富岡八幡宮にて行われます。
別名「水掛け祭り」とも呼ばれるのですが、その由来は、
暑さ避けに水を掛けることにあります。
3年に1度の本祭りでは、八幡宮の御鳳輦が渡御を行います。
また、"宮入り""宮出し"で、それぞれの町の氏子が町神輿を担いで繰り出し、
連合渡御する姿は非常に見ごたえがあります。
江戸三大祭では、それぞれの神輿の素晴らしさがひしひしと伝わってくるようです。
全てに足を運び、それぞれの魅力を実感したいものですね。
